耐摩耗性金属
摩耗しにくい金属が、工場や建築現場の作業効率を大きく変え、コストも削減します!

たとえばパワーショベルなどの建設重機。アーム先端のアタッチメント部品は消耗品で、交換には手間もコストもかかっていました。
さらに深刻なのはプラントで使われる破砕刃。交換のたびにラインをストップしなければならず、効率の低下が避けられませんでした。
こうした金属摩耗にまつわるロスをすっきり解消するのが、画期的な耐摩耗性金属。
室蘭工業大学との共同研究による特殊な鋳込み技術を応用しています。

耐摩耗性金属の主な概要

耐摩耗性金属とは?

機械部品には金属歯車などのように金属と金属が擦れ、摩耗することによって精度が低下したり作動しなくなる箇所があり、耐久性を強化したものが使われてきました。しかし、従来品は金属にコーティングを施しただけであり、大幅な耐久性の向上は望めませんでした。その点、当社が室蘭工業大学と共同開発した耐摩耗性金属は、従来品とは大きく異なり金属そのものを変性したもの。コーティングとは違い、リサイクルして繰り返し何度も利用できるのが特徴です。

高い強度の理由は?

鋳物を構成する炭化物は帯状や線上に分布すると引っ張りやねじれに弱いので、炭化物を球状にすることで強度を高めています。さらに鉄の製造段階で独自の合金添加元素を加えているのもポイント。従来製品にくらべ耐摩耗性が優れているだけではなく、メンテナンスにも手がかかりません。鋳造に希少金属を使うため製造コストは従来製品よりも高くなりますが、交換頻度が大幅に減少するためトータルではコスト削減が可能。交換にかかる時間や労力のロスも省けます。

これまでの耐摩耗性金属

製品完成までの流れ

素材の選定

同系統の材料では一般に硬度が高いほど耐摩耗性に優れることが知られています。しかし、硬いだけでは欠けやすいのが難点。衝撃を受けた時に破損する危険性が大きくなります。ですから破砕機や粉砕機および輸送機などの使用条件と耐摩耗材料との関係を充分に考えたうえで耐摩耗材料を選定しなければなりません。

鋳造方法の検討

まず摩耗特性を分析すること。材料同士が擦れ合う面に生じる凝着摩耗、材料と粉体が接触することによる削り取りや擦過による粉体摩耗、材料が化学的に腐食される腐食摩耗、材料の表層面に作用する繰り返しによる疲労摩耗など、その特性にあわせて鋳込みの配合と方法を変えます。

試作品の製造

お客さまのご要望にあわせて、試作品を鋳型から製造します。もちろん、疲労試験などさまざまなテストを行ったうえで試運転を実施。改良を重ねてベストな製品をご提供します。

ガラス破砕刃の交換頻度が10分の1以下に

使用例

すり減って困っているところに耐摩耗性金属  摩耗で困っている金属製品のすべてに活用できます。

  • ●破砕機、粉砕機の刃
  • ●金属歯車や軸受けなど機械部品
  • ●ショベル、ハンマーなど建設重機
  • ●工場の製造ラインの部品
  • ●自動車部品
  • ●空気輸送管のコーナー部分など
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