拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
平素は格別のご高配を賜り、誠にありがとうございます。
この度、札幌事業所において、製鋼副資材となる「エコマイト」という、廃棄物を原料とした製品の生産を開始いたしました。
エコマイト製造プラントは、2024年11月に設置許可を受け、2025年3月に設置・完成しており、試験運用などを進め、この度無事生産開始に至りましたことをご報告いたします。
◎製鋼副資材とは・・加炭材、フォーミング抑制剤
電気炉で鉄を溶解した際に、一定量の炭素を鉄に含有させる必要(加炭)があります。一般的には、コークス(加炭材)が使用されております。
高炉では、良質な鋼を製造する際に、溶銑に酸素を吹き込み、炭素・ケイ素・リン・マンガンなどを取り除く必要があります。その際、生成されたガスにより発泡する現象(フォーミング)があり、これを抑制するために副資材(フォーミング抑制剤)を使用します。
◎エコマイトとは・・
従来の加炭材やフォーミング抑制剤に代わり、高品質 で 低価格 な製品提供を実現したものが、「エコマイト」です。
「エコマイト」は、「サーマルリサイクル=焼却」が約6割を占めている廃プラスチックを主原料とし、「ケミカルリサイクル=加工原料」として「サーキュラーエコノミー(循環経済)」の一翼を担う製品です。
エコマイト製造プラントは処理困難物である漁網、炭素繊維強化プラはじめガラス繊維、太陽光パネル、汚泥類などを原料として活用できます。
これらの技術は、和歌山県の㈱大瀧商店(廃棄物処理企業)が、成形機メーカーとタイアップして開発した独占的特許であり、この技術を現在東京、大阪など大都市中心に15社がOEMとして参画し、全国展開しております。
今回、アールアンドイーは東北以北で初の生産拠点指定を受けたもので、この市場は全国の製鉄所に対し大手商社数社が負荷調整などを行い、安定的に提供できる仕組みとなっております。
わたくし達アールアンドイーは、埋めない処分業としてこれからのGX推進法によるカーボンクレジット、高度化処理、選別装置開発、特殊金属や建材開発などにより、次代へこの自然を引継ぐため日夜課題に挑戦しておりますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。
◎隔月刊の雑誌「新解体建設リサイクル」7月号の特集に、建廃協北海道支部 加盟会社の事業紹介として、当社のエコマイト製造プラント開設の記事が掲載されました。
⇒PDF「「新解体建設リサイクル」7月号」該当ページ
◎北海道新聞 2025年7月19日(土)の全道版11面にも、エコマイト製造プラントの記事が掲載されました。